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1/14ドローンを用いた平時および有事(災害時・緊急時)の物流配送の実証試験を実施しました

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イームズロボティクスは、2025年1月14日にマルト本部と五浦庭園カントリークラブ間で、ドローンを用いた平時および有事(災害時・緊急時)の物流配送の実証試験を実施しました。

 

この実証試験は、福島県の「ロボット・ドローンの社会実装に向けたユースケースの創出事業」の一環として、地域密着の考えと高い防災意識を持つ株式会社マルトの協力のもと行われました。

試験では、自宅療養中の方への在宅医療提供のドローンオペレーションフローを検証する「平時配送」と、災害時・緊急時におけるドローン配送を検証する「有事配送」を実施しました。

 

有事配送では、大規模災害により分断された地域に取り残された被災者が転倒により外傷を負ったことを想定。

まずはドローンにより衛生電話を配送し、被災者との直接通話により、必要物資を確認。

その後、聞き取りした必要物資をドローンにて配送。配送後の医薬品の説明を薬剤師と被災者にて衛星電話にて通話するというフローを取りました。

 

平時配送は薬剤師によるインフルエンザ感染者への医薬品及び支援物資のドローン配送のオペレーションフローを検証しました。

オンライン診療でインフルエンザの診断されたものの、薬局まで医薬品を取りに行くことが困難な方へドローン配送を実施しました。

 

今回の飛行はレベル3(無人地帯の目視外飛行)のほか、レベル3.5飛行を実施し、実証場所は㈱マルト本部から五浦庭園カントリークラブまでの約3km間でした。

 

イームズロボティクスは、能登半島地震の救援活動に従事する中で「孤立集落と連絡が取れないなかで『何を運んでいいかわからない』という状況があり、まずは衛星電話を配送することが必要ではないか」と考え、今回の実証内容としました。

 

「今この瞬間被災者が必要なものを届ける」ドローンを活用した命を支える救援活動として、今後社会実装を可能とするための第一歩となる実証を確認できました。

 

災害時の医薬品・物流搬送やドローン物流にはまだ課題が山積していますが、現時点で課題となっている災害支援や買い物弱者などの解決のために、引き続きイームズロボティクスは邁進します。

 

今回の実証については、福島テレビの福島ニュース【緊急時だけでなく日常でも使える? ドローン配送の実証試験 物流課題解決へ利活用の検討進める】をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=8Ir8Ky2gA2c

 

 

本実証についてのお問い合わせは、同サイトのお問い合わせフォームよりお願いいたします。

 

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